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2010/02/06

今度は葡萄だぁ

さて2月に入り葡萄の剪定が始まった。
周りの畑はもうほとんど剪定済み。遅ればせながら我が畑も鋏を入れることになった。
3反ほどの農地。家から10分くらいの所、倉科というところにある。

葡萄の剪定は、基本的に棚を使って平面で育成するので、立体的なリンゴと比べて慣れてきたらそれほど難しくない様に思う。ただ、3日ほど剪定を進めてみたら、なぜ?こんな状態になっているのか?という疑問がわいてくる。植物は教科書の基本通りには育たない。でも剪定は人為的な行為だ。管理しやすいように毎年すべての枝を動かす葡萄栽培にはありえない状態の枝ぶりが目立つ畑だ。

牧丘では葡萄の剪定を教えてくれる人には事欠かない。初めての今年は農協の指導員から基本を教えてもらった。ありがたい。基本を教わって葡萄と向き合ってみる。でも、出来ない。枝の先端をぱちぱちやっていても
埒があかない。困っていたら隣の畑をやっているおじさんがご親切に枝の見方を教えてくれた。「この畑はいい葡萄が出るよ」と言ってくれた。出なかったら自分の落ち度か。なんて悲観的に思う。出たら間違いなく葡萄のおかげ。

おじさんの話を聞き、再び向き合ってみると、枝の流れが見えてくる。込み具合や流れのおかしなところが浮かび上がってくる。そうすると、なんでこんななってんの?という風に手の入り方がおかしいところがちらほら。ぶつぶつ独り言を言い作業をしながら、この畑を自分が世話をするようになった経緯を思う。この畑を管理していた人にお会いしたことはないけど高齢者だ。体が動かなくなってきて段々手を入れられなくなった畑なのだろう。やめることはわかっていて、もうだめだって所で手放したんだろう。葡萄の枝、去年の剪定の跡が前任者の意図を思わせる。前任のおじいさんはきっと苦しかったんだろうな~と思う。

ということで、今年の剪定は来年のための整理整頓作業と腹をくくった。引っ越しの大掃除のようなもんで、こんがらがった枝をほどいていく作業だ。2月の中旬まで続く。ちなみに世話をしているのは巨峰。牧丘の名産物だ。種なし巨峰を種あり葡萄。秋には1万房(!)くらい出来るかな~?

2010/02/02

こっちも降りました


約20センチ。ご近所の人と談笑しながら朝から雪かき。
雪景色の牧丘もきれいだ。