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2010/03/31

やっぱり家族が一番大事




今日は、長女とぶどう畑で荒皮剥きデート。楽しかった。


双子が生まれてから4ヶ月が経過し、気付いたら赤子がいることが当たり前の生活になっている。自分の心理の奥底まで5人家族であることが染み込んできたんだと思う。夜5人で並んで寝る時、自分の横にずらっと4つも並んだ同じような形の鼻先を見るたびに、子供達がいることが、家族がいることが自分の中で一番大事なことだと毎夜認識する。


相方が双子達を懐妊するまでは、長女一人を育てるのは、夫婦二人だったらどうにでもできると思っていた。自分と相方を取り巻く様々な現状や将来の夢をうまくバランスを取りながら生きていくことができると確信して、自分としてはワイルドな一歩を踏み出して牧丘に移住してきた。従来のバランスの取り方を続けられることができると思っていた。懐妊してからは、将来の経済面を懸念していたけど、まだまだこのままで大丈夫と思っていた。


新たな二人の家族はこの上なく愛らしく、そして重い。
その愛らしさは二人への思いだけでなく、長女や相方との絆をさらに深めた。
そしてその重さは、自分の周囲や自分自身の夢と現実のバランスの取り方まで揺り動かしてくることを実感している。決して不愉快でもなく、ただ変化しているということだ。


このバランスの取り方の変化は、すなわち価値観の変化だ。
なにが幸せなのか?ということにも影響を与え始めている。子供の安全と幸せがなにより大事になったのかな?少なくとも自分の中で、自分の夢と子供の幸せの比重は後者よりになったことは間違いない。暮らしに根付いたパーマカルチャー農園を仲間と共に自分達の手で創ることに比重をおいていたけど、今は子供達が思う存分甘えられて、健全に育てられる環境を作ることが大事だと思うようになった。たまに忘れてしまうけど、自分はもっと幸せになるためにここに来た。そのための手段が今の暮らしだ。価値観が変われば、暮らしぶりも変化しなければ、なんのために生きているのかわからなくなってしまう。


最近相方がはまっている歌。とてもいい歌だ。

2010/03/25

これからどうする?

とはいってもどうせ畑仕事をするだけなんだけど、いろいろやりたいこと山盛り。ようやく心置きなくブドウ以外の作業に打ち込めるようになった。そんな折に長雨だ。やれやれ。

そんな風に思っていたら、いい流れで友族のヒロが牧丘に遊びに来た。見た目はモンゴルの騎馬兵だけど、さびしがりやの大工。九州の香りがするいい男だ。そして、突然山男のつっきーが牧丘に現れた。こんな来訪はとてもうれしい。

そんな大工が薪ストーブの蓄熱体になる鉄板をどっかから見つけてきて設置してくれた。この鉄板、蓄熱にもなるし、お好み焼きも焼けるし一石何鳥にもなる優れもの。新品でも4000円弱のブリキのストーブがまるで鋳物のストーブのようになる。早速、歓送迎会と鉄板のシーズニングをかねて昼間からBBQ。ストーブ周りの便利さがぐっとあがった。

ブドウの後の作業は手始めにジャガイモの植付け。夏の終わりに20キロも購入した激うまじゃが、「インカの目覚め」を植えつけた。このジャガイモ、黄色が強くて甘いしっとり系のジャガイモ。揚げてもよし。煮ても崩れないし、蒸かしてもよし。男爵とかメイクイーンとかよく聞く品種より2倍近いの価格で取引されている。今年の夏も同じ傾向が続くか?どうかはわからないけど、とにかくうまいのでたくさん植えつけた。100㌔くらい取れるかしら。

トマトの苗もセルからポットに移植。1000以上位芽が出てるからポットの土入れもひと手間だ。今週は雨が多そうだから、ハウスの中の作業でちょうどいいかも。ずらっと並んだトマトの苗は壮観。いつも風のように現れて、風のように去っていく友族、ツッキーが手伝ってくれた。

春の長雨もなかなか楽しいものだ。

2010/03/19

野焼きの日



今日は終日野焼きをした。1反のブドウ畑の剪定枝をすべて焼却した。約1日半かかった。切った所にある散らばった枝を集め、一輪車に乗る程度に切り揃え、焼き場まで運んで灰にする手順。写真では大きな山になっているけど、これで5分の一くらいの量。
ブドウの枝を生木なのでなかなか燃えない。今日も乾いた材木でオキを作ってから焼いた。枝に含まれる水が蒸発する時にプシュー、ジューと音を立てるのが楽しいが、煙が凄まじい。
これで焼却する分の枝はすべて燃やしきった。後は灰を畑に撒き戻す。1反分の枝は切り揃えておいてある。これは木酢液を作るために、しばらく取っておくのだ。

これで手間のかかった剪定作業は一応完了!祝。これからの作業は荒皮剥き。ブドウの木の外皮を剥いで虫が付かないようにします。ぱりぱり剥けて結構楽しい。それが今月中くらいに終わると・・・芽が出る直前まで待機。他の畑にようやく追いつくのだ。




2010/03/18

最近の双子


歌の写真を掲載しなかったので直近の2ショット。
ついでに長女の写真も。冬越えした柿菜の収穫。

2010/03/17

久々の日曜日

本当は火曜日だったけど日曜日。
雨上がりの朝、起きたら何もする気がしない・・。どうせブドウの野焼きも出来ないしな~なんて思ったので今日は休息日。思えばずっと休みもなく働いてたから、体が疲れていたのだろうと思う。腹を括るまではなんだかそわそわ。休んでていいのかな?なんてケツが落ち着かないけど、腹をくくって休みと思えば楽しい。じっくり双子を遊んでゆっくり時間をすごすのもいい。

ちなみに双子の成長は著しい。弦は8キロにもなった。太く重い。歌は6.7キロ。ずいぶん違いが出てきたものだ。

2010/03/16

ぶどう畑の野焼き


昨日は野焼き。7割も落とす去年の新梢。切り落とした枝は相当な量になる。2反でおそらく軽トラ3杯分くらい。切り落としたばかりの生木なのでなかなか燃えない。段ボールと紙だけではすぐに消えてしまったので、ドラム缶で薪でオキを作ってから焼いた。ドラム缶に入れられる枝はちょうど一輪車一杯分。一日かけても焼き終わらなかった。

まだまだ残りがある。炭にでもして木酢液を取ってみたいと思う。

2010/03/14

剪定終了!

年明けから長かった・・・。
来る日も来る日も葡萄畑に参勤した。でも、ようやく葡萄と林檎双方の剪定作業が終了!祝!!ベテランは1反3日で仕上げるらしいけど、3反で2ヶ月半もかかっちまったぜ(笑)

しかし、いろんなタイプの木を切った。若くて元気過ぎないやつの方が取捨の選択がとてもし易い。20年生とか年を取っている木は切り戻しをうまくしていないと芽がなくって何をやっても納得できないので時間がかかる。お陰で雨雪がない日の午前中はほとんど畑にいた。これだけやったんだから、意地でもうまいもの作ってやる。

富士山の見える丘にあるぶどう畑で作業するのはとても楽しい。
一緒に作業してくれたみなさん。朝早くからありがとう。

今の作業は剪定後の枝の片付け。長い枝は出来るだけ取っておくので蔓が欲しい方はお早めに。あとは野焼きでさくっと終わらせてトマト畑を作ります~。今日の午後は耕耘機でジャガイモの準備。去年から仕込んでいたうまい種芋を再来週に植えつける。「インカの目覚め」っていうジャガ。小さくて黄色くて何をしてもうまいョ。

下のURLは最近口ずさんでいる曲。腐りそうになった時、結構元気がでる。
http://www.youtube.com/watch?v=-xi79cL7FRU

2010/03/06

春がきた!夏野菜と原木キノコの仕込み

牧丘にも春が来た。

山の木々が赤くなってきたな~と思っていたら、葡萄の木が大地から水を吸い上げ始めた。一昨日から剪定の跡から水が滴り落ちるようになった。菜の花も食卓に上がるようになってきた。虫もクモやハエなどいろんな種類が一斉に出てきた。晴れの日はとても暖かい。フキノトウが花開き、カンゾウが芽を出し始めた。春の始まりを挙げ連ねてもきりがない。

準備期間が終わって、エンジンがかかったような感じだ。ずっと外で働いている。ようやくブドウの木の形が作れるようになってきた。

雪や雨に邪魔されてなかなか仕上がらなかったビニールハウスの移築。棚の解体から始まってようやく稼動開始、夏野菜の種蒔きがスタートした。ちょいと遅いが、長い工程だったので結構感慨深い。

ハウスの中は日中結構温度が上がる。まだ夜は寒いので温床も仕込んだ。実は2月中にキノコも大量に仕込んだ。椎茸と平茸。山に原木を取りに行って菌を植えつけた。今はホダ木全体に菌を回すためにハウスの中で暖かくさせている。トマト、ナス、ピーマンに他にもいろいろ仕込んだ。今は新しいビニールハウスの中で毛布に包まれて夜を過ごしている。トマトと唐辛子はもう芽を出した。

今年は小さな種のものはセル蒔きをして、ポットに一度移植してから畑に定植することにした。セル蒔きが中心だけど現状で2500株分以上。でもマメ科とかウリ科なんかはポットの方が具合がいい。セルの幼苗もポットに移すから、ポットの土詰めを大量にやらねばならない。でも量を扱うにはとんでもなく便利な道具を敷地内で発見!スピードポッター。こいつは130個くらいのポット詰めをあっという間に終わらせることができる。よく考えられたシンプルな道具だ。



うまくいけば、唐辛子と加工用トマト、ズッキーニは売るほど出来上がるだろう。平茸と椎茸は来年になれば切らすことがない。