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2009/05/25

梅エキスの作り方

今日は午後から梅三昧。ずーっと梅料理を作った。
梅の加工には結構手間がかかる。梅の収穫、洗浄、ヘタ取り、あく抜き・・。

何しろ家の土間には約40キロ近い梅が置いてある。敷地にはさらに10倍近い梅がある。収穫するだけじゃなくて、加工することも大事だと思う。でも量を捌くことは大変だ。梅を加工しているときは収穫は当然出来ない。農家が農協を頼りにするのももっともだ。梅と格闘しつつそんな風に思った。

今日は一番量が捌ける、梅エキスを作ってみた。
梅を絞ったエキスをドロドロになるまで煮詰める。加工としてはシンプルだ。
昔実家にあったように思う。それとも祖母の家か。腹の調子が悪いときは効果てきめんだ。

最初に梅を洗ってあく取り。あく取りは3時間くらい水につけておく。
青梅は長めに、熟れた黄色い梅はあく取りは不要らしい。まだ、牧丘の梅は熟しきってないから全部青梅。青梅もちょっとおいておと黄色くなるらしいからそれはそれで実験中。

ミキサーで梅をすりつぶした。5キロ分やったら大きなボウルにいっぱいになった。
本当は一つ一つすりつぶすんだけど、今日は小梅だしミキサーでやってみた。

すりつぶした梅をさらしで絞る。結構水分が出るけど人の手で絞るのはとても大変。大量に作るなら何か道具が欲しい。絞り機を作ってみるか。それより農作業で出来た手の傷にすごくしみた。5キロ分を絞ったらこんなになった。

後ろが絞りかす。絞る途中にさらしについたカスが入っちゃったから2度濾した。
これがドロドロになるまで火にかける。

弱火でとろとろが本当らしいんだけど炭の火の加減って難しい。
煮立ってくるとアクが出てくる。それをとる。
段々少なくなってきて、色が茶色に濃くなっていく。火をかけはじめの時はお茶の香りがする。
最初から最後まで強烈にすっぱい。

最後の火止めのタイミングがとても重要。冷えるとちょっと固くなるからそれを含んでタイミングを見計らう。今回はちょっと火を入れすぎてしまったので固めのエキスが出来た。

5キロの梅から出来たエキスは70グラムだった。小さめのジャム瓶に半分。

味は、強烈なすっぱさに果実の香りと苦味がある。おいしくないけど体にすごくよい薬だと感じる。苦味の部分は火を入れすぎたこととあく抜きの時間が短かったから。それとも、種がすりつぶされてしまったからかな?それとアク取りはまだ水気があるうちにしっかりやらないと、粘りが出てきたらもう出来なくなるので最後まで気を抜かないこと。そのうちにもっと香り高いエキスが作れるようになったらいいと思った。

虹が出た

今日みたいに雨が降ると突然パソコンに向かいだす。雨だと体を使わないから夜遅くまで起きていてしまう。今日は不思議な天気だった。

最近植物の成長が著しい。今まで姿を見せていなかった様々な自生植物が気付く前に大きくなっている
工作や畑に気を取られていたら駐車場の脇にひょっこり茗荷が膝丈にまで大きくなっている。石柱の前のスペースには生姜が出てきた。既にアブラナ科と春菊のサラダは間引きの時期をなんとなく終え、日夜サラダが食卓を彩るようになってきた。ドレッシングの引き出しが直になくなってしまう。おいしいドレッシングの作りに来てください。

今日の午後はちょっと晴れ間があって、クモの切れ間から青空。虹が東の空に見えた。何かと虹に縁がある土地だ。南の山の上に入道雲。きっとこの雨は本格的な夏の始まりを連れてくる雨だ。

2009/05/23

無農薬梅の収穫

今日は一家ほぼ総出で梅の収穫!
先週下草を刈ってすっきりした梅林。牧丘には梅の成木が20本ほどあり、そろそろ小梅の収穫時期。大きい梅は梅雨の時期に収穫だけど小梅は今頃。そのうち1本を試しに収穫してみました。

午前中2時間、都合4名で取り掛かって梅の実を全部とるまで約2時間。大きなブルーシートを引いて、枝についた梅を手で扱いて落とす。農業用の小さめのコンテナに3箱。1本の木から約25キロの小梅が収穫できた。

意外とたくさん取れるんだなー。
今日は早速5キロ分の梅を使って自家用梅酵素ジュースを仕込んだ。梅酵素ジュースは梅を潰して仕込む。ペンチじゃ日が暮れちゃうから半日かかりで梅の破砕機を作ったよ。手づくりの道具ってのもなかなかいい感じ。ホームセンターで売っているのより頑丈に出来ている。

今日は暑かったから、大きなバケツに水を張って梅の実を洗うのも結構楽しい作業。
それにしても、単純計算で敷地の梅から約400キロ以上の梅が取れるハズ。これから毎日、梅の収穫作業だ。でも、ようやく朝市に出せるものが出てきたよ。

無農薬の梅。どなたかいりませんか~?

2009/05/17

オーバーヒート!!

果菜の定植に追われている。植えつけようと思っていた苗、トレイで6枚くらい。そのくらいなら全然余裕だと思っていた。オーナーの遠い親戚が近くに住んでいる。苗屋を営んでいてGWを越えて徒長した苗を譲ってくれた。トマト、ナス、ピーマンを主に9トレイ分。みんなで行ってもらってきた。

200株以上あった。今まで畝作りをしてきた面積を超える株数だ。急遽、畝建ての作業が始まった。裏の竹やぶの竹を使った支柱のストックも怪しくなってきたので、キウイ棚を使って紐で誘引することにした。垂れ下がる紐はなかなかの景観だ。半分くらいは定職し終わった。いずれにしても、この調子だと今年はトマトが大量になるはずだ。みんなに食べに来て欲しい。

まだ今月中にゴマ、とうもろこし、えごまをやりたいと思っている。いただいた陸稲もある。あまり欲張ってもモティベーションが逆に下がるので、テキトーにゆっくり行きたいと思いつつ、目の前にある定植が一段落しなければ、いずれにせよ次には進めまい・・・そんなことを考えてるのは、いささか頭に血が昇っている証拠だ。

牧丘に鶏が来た。福の神が廃鶏を13羽ももらってきた。車の中で一晩過ごした鳥達は、次の日には仮小屋で3つの卵を提供してくれた。彼の手厚い保護を受ける鶏は幸せだ。いきなり鶏舎の製作が始まったと思ったらもう出来上がった。棟梁はすごい。運動場も作る予定。これからはもっと落ち着く環境になるだろう。チキントラクターの製作を近い内に始めたい。

それにしても毎日目が回るくらい何かとやることがある。やりたいことを忘れないようにしたい。

2009/05/14

セフルビルドで小屋建て



膿を出した感じ。
今日、かねてから考えていた小屋の建て方が終わった。これで移住に際して持っていたエネルギーが放出された感じ。それともまだなにかあるのか。どちらにしてもこの4日間は相当クリエイティブだったと思う。

今回のテーマは一つ一つの手順を丁寧に楽しんでやること。
今年は基本的にすべて仮設。だから簡単に。
それと家の中にある素材を使うこと。今の所達成感がある。

材料にはビニールハウス用のパイプを1メートルくらいをカットして使った。それと長い農業用パイプだけは買ってしまった。結果的には買わなくても良かったと思う。面白かったのはパイプをつな部分。友人のY君からもらった専用の部品を喜び勇んでつけてみたら、径が同じではまらない。それで前の家から持ってきたアルミのパイプをはめて見たらちょうどぴったり中に入ったけど、試しに力をかけてみたらへし曲がって折れてしまった。しばらく探して農園で見つけた鉄パイプをはめてみたらなんとぴったり。試行錯誤でいい部品を作ることができた。Y君ありがとう!! 別の機会に使わせてもらいまーす。

今回はまだまだだけどそれなりに針金でパイプが縛れるようになった。それと休憩場ができた。一人で建物を建ることができた。立ち上がっている姿を見るといい気分。

休憩場のつもりだったけど、結果的には鶏小屋になりそう。

2009/05/13

初収穫!!



そろそろ畑で収穫が出来るようになってきた。
収穫といってもラディッシュや小松菜の間引き菜だ。大きなプランターに去年のこぼれ種からこんなに大きくなった。今朝は畑チェックのついでに何本か取ってきてパンにはさんで食べた。間引き菜は体すべてが成長点。生命力にあふれているらしい。

そろそろ夏野菜を移植せねば。
追加で植えたズッキーニがたくさん芽を出している。
立夏からは本当に成長が早い。

GW前までは畑の保湿が大きな課題だった。マルチをしっかりしたらある程度乾燥はしなくなってきた。
裏で取ってきた落ち葉の上にスギナと菜の花を乗せた。乾くと網のように張り付いて落ち葉をしっかり押さえつけてくれる。スギナは分解が早いのでマルチを時々追加している。落ち葉の上に藁を乗せて、飛ばないように棒を乗せるのも効果があった。雑草がないと他から運んでこないといけない。運ぶっていう作業はとても重労働。マルチにする材料を畑に運ぶだけで一日仕事だ。

でもマルチや水遣りを丹念にしたところの脇には雑草たちがずいぶん芽生えてきた。クモも増えてきた。
畑にたくさん生き物がいるととてもうれしい。だから今度手を入れるところは耕運機を使わずにやってみようと思う。多分とうもろこし。ポットの子達は一昨日あたりから一日1センチくらい成長している。


相方はハンモックや洋服を仕込むらしい。
昨日は日暮里の問屋街で業者買い。布地をロールで買ってきた。
ハンモックのポールを作るのが自分の役目。
それと、畑のズッキーニが取れたら朝市で売ろう。

楽しくなってきた。

2009/05/06

5月の雨



昨日は立夏。夏の足音が聞こえる頃だ。
外は雨。久しぶりの雨に畑の生き物達は大喜びな感じ。
畑でゴーヤ、オクラやキュウリが芽を出した。
まるで皆この雨を待っていたかのように横並び。

4月中旬に植えたゴーヤ。もう芽吹かないと思っていたのに。
とてもうれしい。

一週間前は晩霜に叩かれた。
でもそれから1週間。植物達の成長が著しい。
ズッキーニの芽も梅の実も昨日今日で一回り大きくなった。


最近のお気に入りの場所。裏の梅林。
季節外れだけど、少しずつ手を入れている。
雨が降ると空気がしっとりして気持ちがいい。

2009/05/03

生業の方向性

昨日は、友族Jと一緒に行動。都内の友達の家で牧丘の3か月分くらいの肉を平らげてきた。
いままで二人で外出することはなかったのでなかなか面白かった。車に乗る時間が長かったのでよく話ができた。

先日、初失業認定日があった。
休職活動をしているかどうか確認をされた。OKがでたので規定日数分の手当がいただけることになった。ありがたい。しばらくの間月2回、職安に参勤することになっている。

勝沼の朝市を見学して生業についての刺激を受けた。
いろいろやりたいことはあるし興味はあるけど、一芸として少しは研鑽していくことを思うと、どうも自分の領域は、食品加工も大きな要素だという風に思うようになってきた。やってて面白いと思う。今はレシピなしで作っているけど、自分の感覚頼りに作ってみて、完成物がイメージ通りだととても気持ちいい。

もともとの生業の考え方としては5万円/月の収入源が3本位を得ること。職への依存度を軽くする意味でも、浮き沈みに対するリスクヘッジの意味でも15万円/月1本より、5万/月3本の方が健全だと思うし、精神的な自由度が高いような気がする。相方も同様にいくつかの収入源があれば双子が育っても回していけるかな。朝市めぐりなんてものきっと面白いよね。

出所がすべてはっきりしている食材だけでできた食品はなかなか手に入らない。どれも誰でも手作りできるが、たまには他の味も!と思うニーズはあるかと思う。自分は粉料理が特に好きだ。小麦粉が水や油や酵母とどう反応してどうなるかってことについては、基本的な理は感覚的に理解できるようになってきた。これは極めていくのはとても面白いかも。

パン、うどん、パスタ、ピザあたりかな。残念ながらクッキーやケーキとかにはあまり興味がない。家で食べる分だったらいつでも作るけど、餃子と肉まんは成形技術がとても大事だったりするから勘弁。先日サンタさんがくれた製麺機で作ったパスタは生ゆでで作ったときはかなりいけてたけど、乾燥させたらぼそぼそになってしまった。どれも商品になるにはまだほど遠い。今度はもうちょっと丁寧に作ってみよう。

発酵物も掘り下げてみたい。ワインももちろん、ビール、どぶろく、醤油、味噌もとても楽しい。
そんなことを考えていたら、オーブンやキッチンが欲しくなった。小さくても食品衛生の許可をもらえるレベルのキッチン。でも、まずは小さなオーブンを作ってみよう。