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2009/02/25

私小屋@牧丘草案



先日来、当家夫婦の間で盛り上がったいるゴミ小屋の建築イメージを作ってみた。妄想しながらちょこちょこ絵を描くのは、花粉症で引きこもりになっている間には、結構いい作業。

この草案は、まだどこに建てるか、どのくらいのスケールで建てるかとか、現実的なポイントはまだ検討されていないし、何を使って建てるということも同様。住み手の願望をただ形にしたってくらい。

とはいっても、どんな空間にしたいかっていうのは表現できたと思う。風呂もキッチンも便所も共有でいいと思うから、プライベートゾーンだけになっている。夫婦と子供の空間があればそれでいい。

大き目のデッキでハンモックをぶら下げて・・・

熱効率を良くするために、いわゆる内側(居住空間)をできるだけ狭くした
それと明るいこと。太陽の熱をしっかり受け止められる屋根。
熱気を上から逃がすための空気穴を散らばらせている。
西側には植栽を設け、ハーブ類や金木犀を植える。
雨水タンクはそれぞれの隅に、室内に暖炉スペースを作る。
寒い日でもこのくらいの広さならすぐに暖まるハズ。

一応全部手書きなんで、歪みまくってる。
多分実物ができても歪んでると思う。

2009/02/24

笑顔測定器?

その笑顔、合格点? オムロンが測定器発売
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090220ke03.htm?from=iphoto

笑顔測定器なるものが某社から販売された。
顔の筋肉の動きを数値化して、笑顔度合いを測定する。
想定されている使い道は、接客業の研修やリハビリらしい。

???

笑顔測定器が行き着く先はどこだ?
あと3ミリ眼輪筋を上げてみましょう、とか言われんのかな。
ジャスコの棚に並ぶまっすぐなキュウリのようになれってか?
顔の微細な筋肉の動きまでマニュアルに従わなければならない

笑顔まで画一化が望まれる。
人も他の動植物たちも物扱いだ。

会社で働いてたとき、とあるwebマーケティング会社の人から聞いたことがある。
WEB上で24時間働かせるにはアバターがいい。
人の表情を再現して、リアルな質疑応答ができる技術がある。

キモイ。

ずいぶん前に友達のAさんが植物工場の日記を書いていた。
昨日、TVで紹介されていた。
ガラスでできたハウスに空調設備。
農場に入るときには滅菌処理をして、白いゴム手袋をしてから入場する。

そこには土がない。溶液で育てる水耕栽培だ。
あたりは一面トマト。なんと12万本。冬にも出来るから年中無休だって。
コンビニのサンドウィッチとか弁当に使われてるってよ。
無菌農園は土と触れないから、食品安全上管理しやすいんだってさ(笑)

工場で出来たモノを食べ、マニュアルに従って動き、アバターと会話する。
人はどこに向かっているんだろう?

2009/02/19

建てるゾ!

そろそろ仕事納め。年末でもないのに浮かれている。
明日都内に出れば14年(?)の会社員生活が終了!

今日も昨日も会社。久しぶりに都内に出た。
でも後2~3回と思えば、言うほど嫌でもない。
ついでに大阪まで行ってきたよ。なんの用やら、滞在時間約5時間。

今日も得意先回り以外仕事もないし、
今日は同僚3人で渋谷の東急ハンズを隅から隅まで見て回った(^^)
見回り中に手を出してしまったのは、水質検査キット。
はっきり言って不要。でも敷地内の水路の水質をチェックしてみるつもり。
5回くらいできる分があるから、欲しい方ドウゾ。


ここ2週間ほど藤野で引きこもっていたけど
なかなか感じよく過ごすことができたなー。
財布に手をつけずに一日が終わるとなんかうれしい。


最近の妄想のトレンドは家つくりだ。
牧丘に別棟の寝室を、一切金を使わずに作ってみようと思う。
立派な母屋はあるけど、夫婦の時間も今までのように大事にしたい。
子供はまだ小さいから一緒でいいや。そんな話で夫婦で盛り上がっている。

友達のSちゃんがくれたビニールハウス小屋の記事に載っている写真を拡大してみてる。
参考になるのはいつも細部。見え難いディテールがどうなっているかが一番重要だったりする。
そしてそれが一番面白い部分。

いつとか、どこに、どうやってとか具体的な話は全然まだ。
だけどあの土地に大量にある資材を使いたい。ある資材を工夫して間に合わせる。
モノに溢れる現代に、”ゴミ”で家を造って住むなんて面白いじゃん
手作業で自ら作る、そのひとつひとつの手間がきっと尊いものになるような気がする。

相方と出会ってもうすぐ10年。一緒に家が作れるなんて最高だな。
ワクワクになってきた~!!

2009/02/13

ココ・ファーム&ワイナリー

栃木県足利市にあるCoco Farm & Winaryに見学に行ってきました~。

何で栃木県か?一風変わったワイナリーだったので興味がわいたのと
カルフォルニアのバークレー校出身の醸造家が作っていると聞いたので・・。
これからブドウを育ててワインを作ろうってんで時間が許す限り、
いろんな小規模ワイナリーを訪ねてみたいと思っている。

このワイナリーは実は結構有名。(実は訪ねてから知ったのだけど。)
最近日本で開催されたサミット(沖縄と洞爺湖)の晩餐会で採用されたワインを造っている。
別に誰がどこで飲んでいても自分には関係ないけどね(^^)

一番特徴的だったのは、そもそもワインを造るために設立されたワイナリーではないということ
金稼ぎ一辺倒の”企業”ではなかった。それが良かったよ。共生の価値観を感じた。

世の中に必要とされておらず、世の中を必要としていない知的障害を持つ人たちが外に出て働く場を作るために、それも50年も前に、知的障害者のクラスを担任していた創設者が山を切り開き、原木を担いで3ヘクタールの農園を作った。同時にこころみ学園という全寮制の学校施設とあわせて。

創始から10年くらいたって、ブドウが育ち始めて食べきれないからワイナリーを作った。酒税法の関係で学校はお酒は作れないから別組織にした。資金は園長の持ち出しと父兄からの寄付。ワインありきの場所ではないんだ。人がいてワインが付いてきた。たまたま、水はけのいい荒地があった。それがブドウ栽培に向いていたんだそうだ。

傾斜38-45度の南西向きの急斜面に約1200本ものさまざまなブドウが育てられている。一番上まで上ってみたけど、相当傾斜がきつくて息が上がってしまった。不覚!

見学をさせてもらったのは、農園、ワインセラー、スパークリングワインの瓶詰め作業、それと醸造タンク施設。やっぱり作業系は指先がむずむずする。もっとゆっくり手伝いたかったよ。

今の農園の作業はブドウの木の皮むき、剪定、剪定した枝拾い、棚の補修等など。フィールドで出会ったSさんと連絡先を交換してお互いお手伝いができるように話ができた。彼はブドウの買い付けもやっているらしい。
今度、一緒に行きたい人募集!無農薬有機でブドウを育てたいと話をしたら、「気長に待ってます!がんばって」と言ってくれました。一緒に働いていた園生たちも「またね!がんばってね! また来てね!」と姿が見えなくなるまで手を振ってくれた。かなりほっこり。なんかこんな出会いがあるからお出かけって楽しいよね。

実は、もうちょっと突っ込んだ栽培技術を知りたかった。そこは残念。剪定の話とか、棚の考え方とか。
除草剤を使っていないこと。有機肥料を与えていること。減農薬であること。そこら辺は説明してもらった。
やっぱりボルドー液は使っているらしい・・・。

それと、バラの木がぶどう園のあちこちに植えてあった。うどん粉病などの早期発見に役立つらしい。
比較的軽量な平棚の農園には枯れたせんだん草やギシギシ、オオイヌノフグリなどなど見慣れた春の風景が足元にも広がっていた。
2年前に無農薬を試したら虫にやられて全滅状態だったらしい。うーん。
どこかに無農薬のブドウ農園はないかなー?欧州ではバイオダイナミック農法でやっているところも結構あるらしいけどね。でもやっぱり手作りの農園はいい感じ。

スパークリングワインの瓶詰作業は新しい発見というか学習ができた。一度瓶詰した後に酵母と糖分を入れて瓶内の二次発酵をさせること、発酵後のオリを除去するために、最初はビール瓶のふたのようなものでふたをする。発酵が終わったら一辺ふたを開けてオリを除いてから、もう一度おなじみのコルクで栓をする。
写真はお馴染みのスパークリングワインのコルク。もちろん栓をする前。最初はこんな形だったんだね。
普通のワインのコルクより二周りくらい大きい。これをねじりながら押し入れる。

案内をしてくれたKさんは「スパークリングワインは最初から最後の一滴まで大事に味わって飲んで欲しい。ポーンとあけてザバーっとこぼしてなんてトンでもない!」と力説されていた。それもそのはず。このワイナリーでは作業のほとんどが手作業。もちろん道具ももちろん使うけど、瓶が人の手から次の人に手渡され、自然なペースでワインが出来上がる。普通のワインより3手間も4手間も余計に手がかかる。山の斜面を掘り込んだ薄暗い作業所でちょっとした時間に皆さんと話をすることができた。牧丘でブドウを育てる話をしたら皆さん応援してくれた。ありがたやありがたや。

ワインセラーは見ためは想像通りだったけど、なにより室内の香りがよかった。しっとりした湿度のある部屋にワインの香りが充満している。やっぱり香りは行かなきゃわからんね。1樽300瓶分。樽はたくさんあった。でも天使達が途中で飲んじゃうから、継ぎ足しながら進める。継ぎ足さないと空気との触れる面が大きくなるから腐敗しやすいのだそう。Kさんいわく、「オークの樽が一番いいってわけじゃない。それぞれの個性があるからいい」樽のそばには継ぎ足すためのワインが入ったステンレスの樽がおいてあった。セラーの中は年中13-15℃で一定に保たれている。


商品として売るのであれば、本当にいいものを売ろう。よくないものは長続きはしない。長続きしなければ園生たちが働く場所が長続きしない。だから商品の良し悪しに関して、知的障害者が作っていることを言い訳にすることはしないとワインつくりを始めるときに園長は誓ったそうだ。
もちろん味見をさせてもらってけど、マジで美味かった。人が紡ぐ永続性の片鱗を見た気がした。

それと、年間の生産量を増やして欲しいという要請が方々から入ったことがあったらしい。いろいろ検討をされたらしいんだけど、結論は現状維持。規模拡大は逆に農園から園生たちを締め出してしまう。草刈をする人、枝を運ぶ人、瓶を箱に詰める人、ラベルを黙々と貼る人、異物混入を黙々と監視する人、そして作業を見ながら遊ぶ人。ひとつひとつの果粒を見ながら食べたい粒を選ぶ人。選果の作業には想像しただけで気が遠くなる。すべてが上手くこなせるわけじゃないけど、それぞれの得意分野があって、それぞれの個性が生かされる場所にしたい園長の思いがあった。

金、金、金の世の中でなかなかできることじゃない。しかも世間からの評価もきちんと受けているしね。
世間からの評価はともかく牧丘もそんな関係になれたらいいと思ったよ。

お楽しみのテイスティングはお土産に2本買ったもの以外で農民ドライ(白)など6種類のワインを試させてもらった。やっぱり顔の見える食べ物がいいね。どれも体が喜んだ。農民ドライ・・なんていい名前だろう。ちなみに赤は農民ロッソ。即買い決定なり。

最後に、売店でブドウを剪定した後の枝を炭にして売っていた。一袋300円。やるなー。
藤野から電車で3時間の道程。春になってブドウの花が咲くころもう一度行ってみたい。

2009/02/09

春到来


春の気配が感じらるようになった。
牧丘の農場にはオオイヌノフグリを発見。
一番最初に花が咲くんだね!

ヒメノオドリコソウもいつかいつかと待機中。
梅も蕾の先端から押し固まったような白い花びらが
ちらほら解れてきている。もう春だ。
まだ夜は寒いけど、昼の陽気に力がついて、
軽く肩を押されるようになってきた。

自然に暮らすと旧暦のほうがしっくりくる。
1月26日が正月。一番寒い時期をゆっくり休んで、
2月の最初に七草食べたら立春がくる。
そのうち本格的な春の訪れを知らせる雨と風がやってくる・・。

そろそろ花粉症発症の時期・・。
なんとなく今年は発症しないような気がしている。

2009/02/05

引越準備始めました!

引越準備で本棚やらいろんな箇所の整理をしている。
いやー、いろいろ詰め込んできたなー。
改めて整理整頓の重要性を確認した。

机周りにはたくさんのものがある。s
もともと、文具マニアなので定規やペンやら何やらに囲まれてる。
ここ5年は文房具が新調は不要だ。


引越しは3月中旬~末にかけて。
娘の春休みに生活基盤の移動を行う予定。

それまで約1ヶ月強。
相当な時間がある。

大体引越しって期限が迫ってばたばたと
何でもかんでも箱に詰め込んで・・って感じが常だったけど、
今回は、ゆっくりじっくり自分の周りの物と向き合いたいと思っている。

あったら便利・・
いつか使うかも・・・

そうやって溜め込んできた結果、実際何年たっても結局使っていない。
何がどこにあるって記憶力がついていかないのよね。
かといって小箱とラベルに囲まれた倉庫みたいな部屋ってのもいやだし。
今の自分にはちょっと重荷に感じる。
もっ身の周りも心持ちもシンプルに暮らしたい。

押入れの奥の開かずの箱は、心の箱と思えてきた。
風呂?には入るみたいな感じかな。

実は、今回の引越しで生涯17回目の引越し。
多分、相当引越しをしている方なのかな?
その分荷物は少ないはずなんだけど、そんなこともない。
バックパックで引越しできるにはほど遠いな。

生まれた中野に始まり、ナイジェリア、杉並、浦安、NJ、
ボストン、中野、小岩、千葉、沖縄、埼玉、藤野・・2・3年に一度の引越し。
どうも癖になっているような。いないような。
子供にだけは同じ経験をさせたくないと思いつつ、同じ思いをさせてしまっているな。

話はそれてしまったけど、手間暇かけて暮らすなら物は少ないほうがいい。
と思いつつ、捨てるのもどうか?と矛盾を思う。捨てられたものが行く先を想像する。

うーん・・。