先週から麦に追われている。
それもそろそろ一段落だ。ふぅ新しく何かやるときには、段取りがある。
いくつかの手順を踏まないと、ことがうまく運ばないことが多い。今回の麦もそんな感じだった。最近、なにかやるときは最初の一手が後になって響いてくることが多くて、なるべく、時間はかかるけど丁寧にやることを心がけている。
麦を植えるところは、3分の一ほど収穫前の大豆の植わった所。棟梁が春先に作った薪置き場の一枚。1反弱。大豆のところ以外は草がぼうぼう。かれたリンゴの木も林立していた。雑草を刈り倒し、落ちている長尺の針金を拾い、たばね、木の枝を払ってからリンゴを倒し、幹と枝を分けて積み上げる。刈ってからしばらくして乾いた雑草を積み上げる。ところが雑草の量が半端なくて背丈くらいの雑草の山4つ分。急遽一枚上の畑にたまねぎやにんにくの定植用の畝を作って、新聞引いてその上に雑草を撒き散らしてマルチにした。通路も全部マルチできた。
最近、なるべく日常の作業、特に畑の作業にいろんな意味合いを持たせてモティベーションを高めようとしている。麦を植えるためにリンゴの木を倒すんだけど同時に薪準備になっていたり、雑草を刈るのはマルチ材の収穫っていう意味合いもあったりする。それと麦藁は養鶏に使えるかな。ここに植える麦やそろそろ収穫の大豆も、近いうちに家族の血となり肉となるんだな~っと思ってみたりする。どんな風に食べようか。味噌?うどん?食うことばっかりだ。そんなことを考えながら作業を進めると楽しい。
作業には農機具が大活躍だ。刈払機、チェーンソウ、耕耘機。開拓するには必須アイテムだと思う。今回の作業は、大豆の上から麦を蒔いてみたい。来月には収穫する大豆。今から麦を蒔いて麦がちゃんと育つのかな?だめもとで実験。麦の収穫は6月(?)、6月のその場所はうっそうとしていた。だからある程度雑草たちを弱くしておきたいから株間を鍬でちょっとすきこんでみる。ところがかつて雑草負けして救出された大豆たちは実付きはいいものの蔓化して地面にへばりついている。鍬が入れられない。急遽リンゴの木で支柱を何十本も作って一本一本起こしてあげた。大豆の周りの雑草をキチンと刈っておけば、この作業は生じなかったハズだから、サボらずにやろうと思ったりする。最初の手間が大事なんだ、そして常に今は最初とまた刷り込まれる。鍬の扱いを間違って大豆の株を4本も切ってしまった。枝豆として食べたが、むちゃくちゃうまかった。
ようやく主だった雑草たちが除草され、軽く熊手で残りの雑草を取り除いたあと、ようやく耕耘機の出番。これまた一日かかりの作業。たてに耕し横にも耕し合計2回機械を回して終了。手の平の一番へこんだところにマメが出来た。耕耘機なんてものは最後の仕上げの作業だ。
かくして10日ほどかかった麦の植付準備も完了!。後は手押し種蒔き機というものを入手したのでそれで蒔けばいいと思っていたら、実際使ってみたらうまく稼動しない・・・。結局ばら撒きをすることになった。品種はたーぼさんからギャザリングでいただいたユキチカラ。どんな麦になるか楽しみだ。種蒔きは牧丘に遊びに来た友達が種蒔きを手伝ってくれた。3~4人くらいで肩を並べて小刻みに歩きつつぽろぽろ種を落としながらその後を踏んでいった。助けがあるとほんとに助かる。一人でやったら一日作業だった。
さぁ、どんな麦が出来るか、楽しみだ。収穫できたら一緒にうどん?パン?を楽しもう。
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