圃場にある王林が今秋に入ってから花を咲かせ始めた。赤い蕾からピンクの花びらが開く。
メインの富士は1週間くらい進捗が遅い。時限爆弾がチクタクと時を刻む。
今日は朝から近所のリンゴ農家の方の家に伺い、一緒に畑を見てもらいつつ作業のポイントを教わった。親切な方でリンゴだけでなく、彼の友達も紹介してくれた。かつてリンゴ専門にやってた人。これからいろいろ教われるといい。
そろそろ摘花の時期だ。富士は5月の最初の週あたりに花が咲きはじめ、10日ほどで落花する。それまでの間に無数の花を摘むことになっている。リンゴの世話で一番手間のかかる作業だ。20センチくらいまでの短果枝の先端の花と、2~3年目の枝の大きな花芽を残す。それ以外の花はすべて実をつけさせないまま摘花する。すべて実をつけさせると木の消耗が激しくなり来年の花芽の形成に悪影響が出る。
リンゴは一株に大体5つくらい花が付いていて、中心の花が病気も少なく、大きい実がつく。実をつけさせる株の中心果だけ残す。残した中心果もすべて実を張らせるのではなく、ある程度大きくさせてから形のいいもの、病気のないものや、枝と数量のバランスを考慮しながら最終的に大きくさせるものだけを残していくのと同時に袋をかける。リンゴの木1本で100個弱程度成らせる。花は5000はあるだろうか。リンゴの木は全部で大体120本。摘み取る花や実はものすごい量だ。この一連の作業を6月の初旬までに完了させるとあとは9月くらいまではそれほどの作業量はないので、この山を乗り越えられるかが勝負。
ちなみに6月の初旬からはブドウの世話が本格化する。地道にがんばろう。。。
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