わかったなわかんないような。
そんな時は五里霧中。作業を進めても仕事を進めている安心感より気疲れが募る。
リンゴの剪定はとても難しい。
2反4畝ほどのリンゴ畑。歩いて5分。リンゴの木が100本以上植えられている。
4分の1は幼木、老木と育ち盛りが半分くらい。残りはこれから苗木が植えられる。いいバランスの4枚の畑だ。品種はほぼ富士。他に受粉用の王林、ジョナゴールド等の別の品種が配置されている。リンゴは他家受粉だから別の品種がないと実が付かない。
ここ数日、午前中の時間は冬の剪定作業を進めている。鋸にはさみに紐と梯子をもって畑に出勤だ。店長をいきなり任されてしまったバイトのような気分だ。一通り指南は受けた。まだ???。でも仕事を進めなければならない。不思議と会社勤めの時のように足取りは重くはならない。
リンゴの木は、とにかく上に、上に伸びたい。根が吸い上げた樹液を上に運びたがる。流れが一旦溜まるところに枝を伸ばしたがる。剪定は、勢いの流れを読んで成長をコントロールして、適数の花を咲かせるための作業だ。根から上に運ばれる流れの方向を変えるために先端を先刈りしたり、芽の上に傷をつけたりする。育てたい枝をコントロールするための牽制枝と呼ばれる枝があったりする。作業するには一本一本よ~く見なきゃ鋏を入れられない。1本1本手を入れるときには始めに少し考える。今年からよろしく、なんて声を掛けながら、その木がどんな奴で、これからどんな風にしたいのかイメージして鋏を入れる。まだ4分の3残っている。
先はまだ長い。
隣の区画で作業している地元のおじさんに挨拶をしてみた。取り合えず、どこのだれかっていうことはわかってもらうために、今年からやることになったんでよろしくお願いします的な自己紹介してみた。「まあとにかくしっかりやってくれ。」そんなメッセージを繰り返し複数の皆さんからいただいた。でも本当はリンゴの木が一番そう思っているのかも。
6 コメント:
りんごの木の剪定といえば、
奇跡のリンゴの木村さんの本には
「その木の葉っぱの葉脈と同じ形に剪定する」
という話が書いてありました。
ご無沙汰してます。足取りが重くならないのがいいですね。(^^)毎日りんご食べてますが、育てるの大変なんだろうなぁー。今日から感謝の気持ちが強くなりました。
おおっ、MORITATさん、ご無沙汰ですね。
たまにMIXIでご活躍を拝見しております。リンゴがお好きなら是非、牧丘に食べきてください。今年は家のキッチンも改修して、そのうちカフェとかギャラリーにも使える場所にしたいと思います。是非、田舎でJAZZ。一口乗ってくださ~い。
みっちーが作ったりんご食べたいな。
あと、ワイン飲みたい!!
あれおいしかったな~
あっ、みっちーたちが作ったりんごだよね~
リンゴもお酒にしようかなぁ。シュワシュワするアップルサイダー!大好物なり。
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